海外暮らしが長くなってきたニホンジンの思うこと

台湾に10年以上住んで、生活でふと感じたこと、語学学習者に接していて気づいたこと、などなど綴っています。

日本人の知らない日本語!!vor.2 <読み方がわからん!>

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台湾人にとって、日本語を学ぶ時、きっと漢字を使わない国の人たちよりも少し楽な部分はあるんですよね。

意味はなんとなくわかるだろうし。逆に日本語を音で覚えた漢字のない国の人たちにとっては標識とか新聞がすぐ読めるようになるのは少し時間がかかるんじゃないかと思います。

でも、同じ漢字の国だからといって、日本語の漢字の読みって、やっぱり特殊なのですよね〜

 

中国語を勉強していると、同じ漢字の読み方は基本的に一つです。

熟語になっても、です。(でも例外になるものも多々ありますがここでは割愛します)

 

しかし、日本の漢字って、基本音読みと訓読みがあるし、音読みでも単独の読み方と熟語の読み方とでまた変わったりしますよね。

 

例えば、『発』ハツと読むこの漢字。

単独ではハツですが、『出発』だとシュッパツ、『原発』だとゲンパツ、というように、パツとなりますね。

 

こういうことは漢字圏の学習者の方もまあそこまで難しくないのです。

でも、今日聞かれました。

原宿(ハラジュク)

新宿(シンジュク)

はジュクなのに、

民宿(ミンシュク

なぜシュクになってしまうのか?

宿泊(シュクハク)、宿場(シュクバ)という意味から来てるのかな、と個人的には思いましたけど(全然調べていないので違っていたらすいません!)

それでも読みの法則的なことから言ったらシジュクもミシュクも宿の前の文字は『ん』だし、前の文字に引きずられて変わる、という規則も成り立たない。

 

なぜでしょうか。わかる方がいらっしゃったら教えてください。